可愛いペットのおしっこのシミ汚れはありがちですが、見過ごすことができないのがウォーターサーバーから漏れた水によるシミの補修です。フローリングだと、見つけた時にはもう遅くてシミ汚れできているケースがほとんどです。借りていたマンションからの引越しでは、いわゆる原状回復（部屋を初めとほとんど同一の状態に復旧させる）が最低条件です。その際はフローリングの摩耗具合は気をつけなくてはなりません。俗にいう集成材であれ天然木１００％であれ、たいていのフローリングは何らかの木材を利用しているので、使ったら使っただけ時間の経過とともにあちこちに多少の傷がつくのは当たり前です。リペア専門の工務店が言うには、専門家が使う道具と私たちが使う道具はどういうところに差があるのか質問したら、「思っているほど差はない」という話を耳にしました。アパートに敷設してある防音効果のあるフローリングは無垢材のみが使われているのではなくて、合板と一緒に防音効果のあるゴムなどを重ね張りして雑音や足音が漏れにくくしてあります。日常歩くだけで知らないうちにフローリングの膜は減りますが、こまめに手入れしてある床と放ってある床では、短期間ではっきりとした違いに気づきます。補修剤と呼ばれるものは近所のホームセンターや身近な100円ショップで買えます。カラーは、床より濃い色が合います。白浮きが気にならず、もともとの床に自然になじむからです。ちょっとしたキズであれば、一日あたり最大10か所ほどであればリペア可能だそうです。ということは、業者に頼むのなら1か所にとどまらず、ある程度の数の傷をお願いしましょう。防音対策で分厚い緩衝材が使われているもの、床暖房を敷けるように加工が施してあるもの、キッチンなどの水廻り用に耐水性と耐久性の加工済みの新しいフローリングも開発されています。本棚などの移動によるスリキズを放置すると、フローリング床をコーティングしている塗装がだんだんと消耗していき、床本体にとっていいことはひとつもありません。ふつう家の床など木に傷がついたら手の施しようがないとされますが、現実にはそういうわけでもないようですから、ちゃんと確認することが必要です。おうちの床や木製家具の小さな凹みキズやスリキズの補修にはかくれん棒という商品です。重ね塗りすればフローリングなどにできたちょっとした傷が分からなくなり、すぐに完璧な補修ができるんです。築何年も経過したマンションのフローリングなどにまだらのシミがあることが報告されています。シミは早い段階で除去することが大事で、そのままにしておくと跡になります。見るからに分からないほどの傷であればＤＩＹ店で売られている床リペア用のキットを使って補修すればいいですが、傷がひどく数がたくさんだと、自分一人で補修するのはやめたほうがいいでしょう。水が飛び散りやすい洗面所は、色褪せやシミ、目立つ傷みになりやすいから最新の注意が必要です。フローリング床についた水汚れや油汚れは、放置しないようにしてください。