濡らして絞った古布で床をそっとこすって、小程度の傷ならその時は傷が消滅し、中程度の場合はだいたい消えます。しかし、全然傷が消えなければ重度の傷と言えます。キズが浅い時は、キズを消したい場所に床より濃いめの色の補修専用クレヨンをのばし、つけすぎた補修材などを布で取り除き、フローリングワックスでコーティングします。自力でする家のフローリング補修に必要な補修材は、金物店で販売されています。数多くあるフローリング補修材で、「かくれん棒」という材料が有名なようです。床のどこかに傷がついたケースでは、ワックスがけをして、乾燥後にリペアをするといいです。ほんの小さなキズなら、ワックスを塗り込むと元通りになると思います。無垢の木は“呼吸している素材”。なので、重症の傷の他は、施工直後に補修するのはあまりよくなく、少なくとも数か月経過をみて始めましょう。重い物を落として、大事なフローリングに気になるキズがついてしまっても、自分で消したい傷を分からなくできる製品がフローリングリペア専用に売られている補修セットです。両端のサネは1ミリの隙間なく密閉していることが条件です。さもないとフローリングの板材の間がずれて、外観がよろしくないはずです。リペア専門の工務店の話では、専門業者が使う道具と趣味で使うＤＩＹツールにどれだけの違いがあるのかを問うてみたら、「まったくと言っていいほど違いはない」という意外な結果を耳にしました。プロフェッショナルの技術レベルで床のリペアは完成度が異なります。工務店の能力を調べ、発注する業者を選ぶのが適切だと思います。汚れ防止に鈍い光沢の塗料やつや消しを塗れば、床材のたくさんの傷が気にならなくなり、メンテナンスの間隔をもっと延長することができるそうです。床の板材張り替えとあきらめるのではなく、部分的な補修でＯＫなものは数多くあります。フローリングのシミ補修はそれ以外のキズ補修よりも時間がかかりますが、値段は交換の半額以下だそうです。補修が終了した後、傷があったと思われる箇所をいろいろな角度から見つめましたが、どこにもありません。職人技はスゴイ！長年の間についた床のキズをあきらめている人も補修について調べてみるといいですよ。すぐに手に入る道具ですぐに補修できる、リビングの無垢フローリングの各種の傷。自分の力でできる修理の仕方を理解して、無垢フローリングの気持ちよさを楽しみましょう。水がとぶ洗面所は、ひびやシミ、消えない傷みができやすいので注意しましょう。フローリング床についた水分は、ほったらかしにしないように気をつけてください。わずかなキズなら、一日あたり最大10か所のキズをリペアしてきれいにできると思います。言い換えれば、せっかく依頼するなら1個だけでなく、少なくとも５箇所は依頼したほうが得ですね。